Linuxをはじめよう!Ubuntu22.04LTSをインストールする
Linux初心者のWindowsユーザー向けにUbuntu22.04 LTSのインストール方法を解説します。
Ubuntuとは
Linuxには「Ubuntu」以外に「Fedora」や「Debian」など数えきれないほどの多くのディストリビューションがあります。
その中でも、Ubuntuはコミュニティが活発でメンテナンスが行き届いており、情報量が多いため、とても扱いやすい印象です。Linux初心者からプロまで幅広く愛用されています。
個人的には、迷ったらとりあえずUbuntuを入れておけば間違いないと思います。
Ubuntuのバージョンについて:
例えば「Ubuntu 22.04 LTS」の場合、「22」が西暦の下2ケタ、「04」が発表月を示しています。
LTSは「Long Term Support」の略で、長期間(5年)のセキュリティ・メンテナンスアップデートが保証されるバージョンを意味しています。
Ubuntuは毎年4月と10月に新バージョンがリリースされ、2年に一度LTSがリリースされます。
Ubuntu 22.04 LTSをインストール
今回はUbuntu 22.04 LTSをインストールします。
現在、24.04 LTSがリリースされていますが、GUIが少し変わっただけなのにも関わらず容量がだいぶ大きくなっていたので、あえて22.04 LTSを選択しました。
インストールメディアの作成
公式サイトからISOイメージをダウンロードします。
DVDドライブとDVD-Rがあれば、焼けばインストールメディアの完成です。
無い場合は、RufusというブータブルUSBを作成する無料のツールを利用します。
今回は簡単なDVDドライブでのインストールを試しました。
Rufusでのインストールメディアの作成とインストール方法についてはこちらのサイトが参考になります。
https://diagnose-fix.com/topic2-003/
Ubuntuを焼いたインストールメディアをブートする
PC起動時にF11を連打し、ブートオプションでDVDドライブを選択します。
デフォルト設定でDVDが優先ドライブになっている場合は何もせずブートします。
このような画面が表示されたら、Enterを押します。
久しぶりにUbuntuを触りましたが、モダンなスプラッシュに変わりましたね。
Ubuntuをインストールを選択します。
キーボードレイアウトを選択します。通常のキーボードならデフォルトで大丈夫だと思います。心配であれば、入力欄で試し打ちできます。
使わないアプリがインストールされるのは嫌なので「最小インストール」を選択しました。
インストールの種類を選択します。
ここではご自身の環境を考慮して慎重に考えてください。
新しいPCにインストールする場合は「ディスクを削除してインストール」を選択します。
WindowsとUbuntuのデュアルブートをするには、「それ以外」を選択してパーティションを切ってインストール先を選択します。ですが、今回はデュアルブートについては触れません。
あとはウィザードに従って、必要な情報やロケールなどを入力してインストールが完了したら再起動ボタンが表示されます。
自動ログインはお好みで。
インストール完了しました。初回だけこのようなオンラインアカウントへの接続などが表示されますが、スキップで大丈夫です。
アップデートとドライバのインストール
最低限のインストールなのでウェブブラウザすらインストールされていない状態です。
インストール直後にやるべきことは、アップデートとドライバのインストールです。
左下のメニューアイコンをクリックし、「端末」を起動します。
まずはアップデートを行います。
端末に以下を打ち込みます。
sudo apt update
sudo apt upgrade
何をやっているかというと、updateでリポジトリのデータベースを更新し、upgradeでリポジトリから最新バージョンの諸々のソフトウェアをダウンロードして適用しています。
次にドライバーをインストールします。
sudo ubuntu-driver install
これでUbuntuのインストールと初期設定の作業は完了です。
まとめ
簡単にUbuntu22.04LTSのインストール方法について紹介しました。
今後の記事ではUbuntuを使ったプログラミングや生成AIについても触れていきたいと思っています。